2010年03月03日
協和発酵キリン、「グラニセトロン経皮吸収型製剤」ライセンス契約締結
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは3日、ソレイジア・ファーマ(東京都港区、スティーブ・エンゲン社長)と、台湾、香港、シンガポールおよびマレーシアにおける、SP-01(グラニセトロン経皮吸収型製剤、米国での販売名:Sancuso)の独占的販売権取得のため、ライセンス契約を締結したと発表した。

これにより同社は、ソレイジア・ファーマ社に、契約一時金、承認および販売額に応じたマイルストンを支払う。協和発酵キリンはライセンスを受けた国・地域ですべての販売・マーケティングを担当し、ソレイジア・ファーマ社が製品を供給する。

「Sancuso」(サンキューソ)は、現在商品化されている唯一の作用持続性グラニセトロン経皮吸収型製剤で、米国では、化学療法に伴う悪心・嘔吐に対する治療薬として2008年に承認された。

ソレイジア・ファーマ社は08年5月に日本、中国、台湾、香港、シンガポールおよびマレーシアの権利を取得し、現在臨床試験を実施中だ。