2010年03月15日
米倉日化協会長、CO2 25%削減で「実現極めて困難」と強調
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日本化学工業協会の米倉弘昌会長(住友化学会長)は15日の定例記者会見で、鳩山首相のCO2 25%削減目標について、「1997年の京都議定書の6%削減でも実現が不透明な状況にある。今回は、2013年から2020年までの8年間で25%削減するわけで、極めて難しい話だ。しかも、主要排出国すべてが参加し、公平で、実現性があるという条件がクリアされなければならない。早期に、画期的な技術革新が必要なわけで、極めて難しい」と強調した。

また、現在の化学産業の景況については「足元は、内需、輸出ともに好転してきているが、レベルは低い。今後は、情報電子関係で高い伸びが続くかどうかが懸念される」との認識を示した。