2010年03月18日 |
石化センター定修シーズン入り 山陽石化・東ソー・昭電3社が実施中 |
【カテゴリー】:経営(実績/統計) 【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ、昭和電工、東ソー、石油化学工業協会 |
石化協は18日、2月の主要石化製品の生産実績を発表した。昨年は需要の急落から各センターとも大幅減産を実施、このためエチレン生産量は59万3,200トンで対前年比27.5%増え誘導品も軒並みに前年を上回った。 しかし、昨年はゼロだった定修プラントが今年は1センター(山陽石油化学)あり、対前月比では11.5%の減少となった。 石化業界は今年は“定修実施年”で、工場の定修を予定しているセンターが例年より多い。 山陽石油化学(水島=実施年能力は年産44万3000トン)は2月19日から4月20日までのスケジュールで実施中だが、続いて昭和電工(大分=同61万5000トン)が3月13日から4月23日まで、東ソー(四日市=同49万3000トン)が3月14日から4月17までの日程で定修に入っており、現在3センターが運転停止中だ。5月には丸善石油化学(京葉エチレン=同69万トン)が続く。 2月のエチレン生産量は59万3,200トンで前年比27.5%増、前月比11.5%減。稼働率は97.0%で前月の97.1%から0.1ポイント低下した。 誘導品需要は海外市場はアジアを中心にいぜん堅調、国内も回復基調にあり、誘導品は全17品目のうち塩ビモノマーとエチレングリコールを除く15品目が前年比プラスとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1268884048.pdf |