2010年03月19日 |
アステラス製薬のOSI株式公開買付け、米独禁法「待機期間」満了 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は19日、米国医薬品会社、OSI Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国ニューヨーク州メルビル)の株式公開買付けと関連して、米国の独占禁止法である「Hart-Scott-Rodino 法」に基づく待機期間が満了したと発表した。これにより、公開買付けの条件のひとつが満たされたとしている。 同社は米国持株子会社アステラスUS ホールディングInc.(本社:イリノイ州ディアフィールド)の100%子会社Ruby Acquisition, Inc.が、OSIPharmaceuticals 社の普通株式を1 株あたり現金52ドルで買い取る公開買付けを米国時間3月2日に開始した。 <用語の解説> ■「Hart-Scott-Rodino 法」について 合併や買収などの企業結合の事前届出を定める法律で、この法律のもとでは、一定以上の規模の企業結合などを行うにあたって、事前に米国司法省と米国連邦取引委員会(独禁当局)に届け出る必要がある。原則として届出から30日間は、待機期間として合併や買収を実施することは禁止されるが、独禁当局が合意した場合にはその期間を短縮することができる。 今回の公開買付けの場合も事前に届け出る必要があり、アステラス製薬側は待機期間の満了を公開買付けの条件のひとつとしていた。待機期間は15日間に短縮されていた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1268984453.pdf |