2010年03月25日 | |
昭電、液化アンモニアの海上輸送基地が竣工 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は、福島県新地町の相馬港埠頭に建設していた液化アンモニアの海上輸送用物流基地が完成し、25日竣工した。広さは約1万平方メートル。09年から土地代を含め約10億円の工費で建設していた。昭電100%出資のアンモニア販売子会社、丸昭興業(本社:福島県新地町)が所有し、運営する。 液化アンモニアは、昭電が川崎事業所(川崎市)で使用済みプラスチックを原料としユニークな方法で製造している。商品名は「エコアン」。大手電力会社もグリーン調達品に認定し、火力発電所等の排煙に含まれる窒素酸化物(NOx)の除去用に使用している。 これまで東北圏のユーザー向けには、丸昭興業の内陸部(宮城県岩沼市)にある物流基地から配送していたが、今回、船舶輸送が可能となったため、今後は輸送効率とサービスの向上が図れるとしている。丸昭興業は本社機能も新物流基地に移転した。 アンモニアはこのほか、ナイロン・アクリロニトリルなどの合繊原料や、自動車・機械などの金属表面処理、化学肥料などの基礎原料として幅広い用途を持っている。 【新物流基地概要】 所在地 福島県新地町今泉字新港2地内(相馬港5号埠頭福島県分譲地内) 敷地面積 約10,000平方メートル 取扱品目 液化アンモニア、アンモニア水 【丸昭興業株式会社概要】 ・本社所在地 新物流基地と同じ ・社長 野口 進(昭和電工化学品事業部ガス・化成品部長) ・資本金 1000万円 ・出資比率 昭和電工100% ・事業内容 液化アンモニア、アンモニア水の販売 ・従業員数 12名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1269483584.doc |