2010年03月26日
出光興産、豪州石炭・エンシャム鉱山 坑内堀り開発へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は26日、子会社である出光オーストラリアリソーシス(本社:ブリスベン、山本 耕資社長)が85%の権益を保有するクィーンズランド州エンシャム鉱山で、坑内掘り開発を実施することを決めたと発表した。

エンシャム鉱山は1994年から露天掘りを開始し段階的に拡張してきた。昨年は鉱山全体で760万トン(出光権益分:650万トン)の一般炭を生産。これまでの露天掘りで石炭層が深化してきたため、坑内掘りによる生産も開始することにした。

坑内掘りは直接石炭層を採掘するため、上部の土砂を除去する露天掘りに比べ競争力のあるコストでの生産が可能となり、中長期的に安定した操業が期待できる。

出光オーストラリアリソーシスは、エンシャム鉱山以外にもマッセルブルック鉱山(ニューサウスウェールズ州、権益100%)、ボガブライ鉱山(ニューサウスウェールズ州、権益100%)、タラウォンガ鉱山(ニューサウスウェールズ州、権益30%)で操業しており、09年は4鉱山合わせて約9.7百万トンの生産を行った。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1269596803.pdf