2010年03月29日 | |
MKVドリーム、農業用生分解性マルチフィルム発売 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂の子会社で農業用フィルムメーカーのMKVドリーム(本社:東京都中央区 荻原勝年社長)は29日、使用済みフィルムの回収や廃棄処理が不要な生分解性マルチフィルム「カエルーチ」(商品名)を開発、4月1日から発売すると発表した。 マルチフィルムとは、地表の乾燥や雑草を抑える効果のあるフィルムのことで、レタスやトウモロコシ、カボチャ、大根、タマネギなどの栽培に用いられる。 新製品の「カエルーチ」は、主原料に三菱化学の生分解性樹脂「GS Pla」(軟質系脂肪族ポリエステル)を採用、独自の加工技術によって歩留まりを改善しコスト削減を実現した。価格は、種類にもよるが一般のポリエチレン製に比べて2〜3倍程度と、従来の生分解フィルムよりは割安になるもよう。 通常のマルチフィルムと機能はほぼ同じ。収穫期となる3〜5カ月後には、土中微生物により自然分解が始まる。収穫後土中に埋めておけば、やがて水と炭酸ガスに分解する。このため特に、使用後のマルチフィルム回収に手間がかかるトウモロコシやキャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜、カボチャ、大根、タマネギ、イモ類などの栽培に適しているという。 <商品規格> ◇色 :黒、透明 ◇幅 :95、135、150センチの3タイプ ◇長さ :200メートルと400メートル ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1269829735.pdf |