2010年03月30日 |
2月の鉱工業生産、12カ月ぶりの低下 化学・プラ製品もマイナス |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省30日発表の2月の鉱工業生産指数・速報値(2005年=100、季節調整済み)によると、生産は前月比0.9%低下の91.3、出荷は同0.2%低下の92.7で生産・出荷とも12カ月ぶりの低下となった。在庫は同1.0%上昇の95.5だった。 同省の鉱工業生産予測調査は3月に1.4%上昇した後、4月は0.1%の低下を予測している。「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している」との基調判断を据え置いた。 業種別にみると生産は、輸送機械工業、その他工業、情報通信機械工業、化学工業、プラスチック製品工業など16業種中12業種が低下し、上昇したのは一般機械工業、鉄鋼業、パルプ・紙・紙加工品工業、精密機械工業の4業種のみだった。 化学工業(除く、医薬品)は、生産指数が前月比2.1%低下の92.6、出荷同3.3%低下の93.3、在庫は同1.1%上昇の93.6で、在庫率は同4.5%上昇の101.9だった。生産は2カ月ぶり、出荷は4カ月ぶりのマイナス。 プラスチック製品工業は、生産が前月比1.5%低下の88.3、出荷同2.8%低下の88.7、在庫は同0.1%上昇の93.2で在庫率は同2.3%上昇の106.9となった。生産の前月比マイナスは3カ月ぶり、出荷2カ月ぶり。 |