2010年04月02日
住友商事、ペトロブラス社に南西石油の全株式12.5%を売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

住友商事は2日、同社が保有する沖縄・南西石油の全株式12.5%をブラジル国営石油公社ペトロブラス社のオランダ在子会社であるPetrobras International Braspetro B.V.に売却すると発表した。

南西石油(沖縄県西原町)は1968年の設立。日量10万バレルの精製設備を持つ沖縄県唯一の石油精製会社として運営されてきたが、簡易設備のみのため、割高な軽質原油しか処理できないなどの課題をかかえていた。

ペトロブラスは08年、東燃ゼネラルが保有する東南石油の株式すべて(87.5%)を買い取り、残りの12.5%を出資していた住友商事と共同経営してきた。

住友商事は約40年にわたり南西石油の経営に携わり、またペトロブラスとも共同運営してきたことになる。同社は株式売却後もペトロブラス、南西石油両社とは従来通り原油・製品取引きを続ける。