2010年04月08日 |
「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に横浜市など4地域決まる |
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全) 【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁 |
経産省・資源エネルギー庁は8日、「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として、横浜市、豊田市、京都府(けいはんな学研都市)、北九州市の4地域を選定したと発表した。 いずれも“グリーン・イノベーション”による大幅な省エネ目標、CO2削減目標をかかげており、地域ぐるみで取り組むとしている。提案のあった全国20地域の中から選んだ。 各地域の参加企業と削減目標、主な取組み内容は以下の通り。 【横浜市】 ◇横浜市、アクセンチュア、東芝、日産自動車、パナソニック、明電舎、東京電力、東京ガス ・みなとみらい21等の主要3地域で展開 ・CO2削減目標=2025年までに04年比▲30%削減 (1)再生可能エネルギーの大規模導入(27,000KWの太陽光発電導入) (2)スマートハウス・ビルの導入(4000世帯) (3)大規模ネットワークと相互補完する電力・熱等の地域エネルギー連携制御 (4)次世代交通システムの普及(2000台の次世代自動車普及) 【豊田市】 ◇豊田市、トヨタ自動車、デンソー、中部電力、東邦ガス、シャープ、富士通、三菱重工業ほか ・CO2削減目標=家庭▲20%、交通▲40% (1)家庭内でのエネルギー有効利用(70件以上) (2)低炭素交通システムの構築(3100台の次世代自動車普及) 【京都府 けいはんな学研都市】 ◇関西文化学術研究都市推進機構、京都府、関西電力、大阪ガスほか ・CO2削減目標=05年比家庭▲20%、交通30年までに▲40% (1)1000世帯に太陽光発電を設置 (2)EVの積極的導入、給電ステーションのネットワーク構築 (3)「京都エコポイント」を活用した地域経済モデルの構築 【北九州市】 ◇北九州市、新日本製鉄、日本IBM、富士電機システムズ ・CO2削減目標=現在の削減目標(民生・運輸部門で2030年▲40%、2050年▲70)にそれぞれ▲10%を上積みする (1)産業エネルギーも活用した新エネルギー等10%街区の実現 (2)街ぐるみでの省エネシステム導入 (3)「地域節電所」を通じた街区エネルギーマネジメントの実現 |