2010年04月09日 |
帝人デュポンフィルム、厚物ポリエステルフィルム設備を増強 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営) 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人デュポンフィルムは、宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)のフィルム製膜ラインの1つを厚物フィルム設備に転換し、4月から本格稼動を開始した。厚物ポリエステルフィルムの需要拡大に対応することにした。 同社は、主力製品であるPENフィルム(ポリエチレンナフタレートフィルム)について、これまでの磁気記録媒体用のほか、厚物フィルムによる情報エレクトロニクスやカーエレクトロニクス分野向けなどの工業用フィルムを重点戦略市場と位置づけてきた。 今後は、ハイブリッドカー・電気自動車などのカーエレクトロニクス分野、フレキシブルディスプレイ・有機ELや次世代太陽電池向けなどのエネルギー分野にも需要の拡大が見込まれるとしている。 このため、所要資金約10億円をかけて宇都宮事業所のポリエステルフィルム製膜ラインの1つをPENフィルムとPETフィルムの併産が可能な厚物専用ラインに転換した。厚物フィルムの製造能力は年産約8000トン増強した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1270793996.pdf |