2001年03月30日 |
DIC、トープレンをディーアイシーEPに社名変更、4月スタート |
鹿島工場のPPSベースレジンの生産も統合 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業、東燃化学 |
大日本インキ化学工業(DIC)は29日、2月1日付で東燃化学から買収したPPS(ポリフェニレンサルファイド)子会社トープレンについて、4月1日付で社名を「ディーアイシー・イーピー(EP)」に変更するとともに、DIC・鹿島工場のPPSベースレジンの生産を分離し、ディーアイシーEPに統合する、と発表した。 DICグループとしての位置付けを明確にするとともに、袖ヶ浦工場(旧トープレン・千葉工場)および鹿島工場を一元運営・管理することにより、生産グレードのすみ分けや品番統合などの合理化および生産性の向上を図ることが狙い。 DICでは、ディーアイシーEPの本格スタートにより、PPS事業の基盤が大幅に強化されると見ているが、今後は蓄積した技術を結集し、新プロセスの開発や新製品の上市を目指す考え。また、架橋型から半架橋型、さらにリニア型まで、各種のPPSベースレジンを生産できる強みを活かし、今後予想される新規用途に対応した高純度・高品質なポリマー供給体制の整備を進めていく。 なお、ディーアイシーEPの概要は次の通り。 [会社概要] 社名 : ディーアイシー・イーピー株式会社(DIC EP Inc.) 本社:東京都千代田区外神田2-16-2第二ディックビル 社長:水野潮路 資本金:3億円 生産品目:架橋型・半架橋型・リニア型各種PPSポリマー 生産工場:袖ケ浦、鹿島 |