2010年04月19日 |
台湾勢 LED電球に集中、対日輸出に積極的 ビッグサイトで展示 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(海外) 【関連企業・団体】:東芝 |
東芝や豊田合成、シャープによるLED(発光ダイオード)の照明製品化が活発化しているが、先週、ビッグサイトで開かれた次世代照明技術展「ライテングジャパン」で、台湾メーカーの出展が20社を超え、その積極的な取り組みが注目された。 LED電球は耐久性が蛍光灯のほぼ1万時間に対して5万時間と長く、交換時間が短くて済むのが特徴。このため電力費が少ない。最近ではソケットをそのまま使える製品ができ、今後急速に普及するとの見通しが出ている。 このため台湾、韓国、ドイツ、オランダなどでの企業化が進んでいる。とくに台湾ではLED、液晶、有機ELなどの半導体関連製品が伸び、輸出向けを含めてLED及び製品の生産が増えている。 東芝のLED電球は1個3,000円余(40ワット)。これに対し台湾勢は価格を明らかにしていないものの2,000円を切る可能性をほのめかし、国産メーカーも向こう1年を待たず1,500円程度まで安くなると予測している。 先週の展示会では日亜化学からLEDの特許をライセンスされているADVANCED(宜準科技有限公司)が電気スタンド、バイク用ライトなどの展示を行い、日本の販売代理店の募集を行った。 電気スタンドの規格はLED数6個、4個、2個。6個で定格電圧9.6ボルト、電流700ミリアンペア、消費電力6ワット、照度(315ミリ)1970ルックス、長さ131ミリ、幅54ミリ、高さ26ミリ、重量132.8グラム。 |