2010年04月20日
出光興産、軟質ポリプロピレン年産4万トン設備着工へ 来年11月完成
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は20日、独自のメタロセン触媒を使い軟質・低分子量・低融点の新規ポリプロピレンを事業化するため千葉工場内に年産4万トンの製造装置を建設することを決めたと発表した。

新規ポリプロピレンは、商品名「エルモーデュ」。分子量分布が狭いため常温ではべたつかず、熱安定性も汎用ポリプロピレンと同様に高く、無色無臭という特徴を持っている。

用途として、ホットメルト接着剤をはじめ紙おむつ用の接着剤ベースポリマー、、弾性不織布原料、不織布柔軟性向上材などの分野に市場展開していく方針。

設備は2010年12月に着工し、2011年11月完工の予定。