2010年04月20日
首長スチレン工業会会長「10年度のPS内需は70万トン超えへ回帰の公算強まる」と強調
【カテゴリー】:行政/団体(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会の首長信幸会長(PSジャパン社長)は20日の会見で、PS(ポリスチレン)の1〜3月内需が17万2114トン、前年同期比17%増となり、昨年10〜12月期に続いて前年比プラスになったことについて、「09年度の内需は68万7470トンで前年度比11%減と史上最悪の70万トン割れになったが、2010年度は70万トン超えへ回帰する公算が強まった」と強調した。その理由として、電機・工業用でデジタル家電、生活家電、事務機器が回復していること、主力の包装用でHI(ハイインパクト)シートが好調である」ことなどを挙げている。

また、10年度の工業会の活動方針としては、「ユーザーから安全、安定、安心を得られるように努めたい。また、工業会として安全、衛生、環境に関して主体的に取り組んでいきたい」としたうえで、「5月に第22回アジアPS環境会議が香港で開催されるが、今後こういう場でリーダーシップを発揮するなどアジアにも目を向けた活動を展開したい」と強調した。


ニュースリリース参照
○PS SM の3月実績
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1271745961.pdf