2001年03月29日
経済産業省、「シックハウス症候群」放散量測定方法JIS化
ホルマリンやベンゼンなど実環境状態を測定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、NEDO

 経済産業省は2000年度補正予算事業で「シックハウス症候群」対策を取り上げることにし、このほどNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)を通じて財団法人建材研究センターに「揮発性有機化合物(VOC)の放散量測定方法標準化」を委託した。
 建材・塗料・家具などから放散されるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどのVOCはシックハウス症候群を引き起こす原因とされているが、放散状況を把握し、評価する方法についてはホルムアルデヒドにJIS規格がある以外確立されていない。
 このため経済産業省では、トルエン、キシレンも含めて、より実環境に近い状態を測定する方法を研究開発することにした。
 研究委託を受けた建材研究センターでは2001年度中にJIS化案を作成し経済産業省に報告する。