2001年03月29日 |
経済産業省「世界の石化製品の需給動向」まとむ |
「設備」は中東、アジア、「市場」は中国の伸びが大きい |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省化学課は29日、「世界の石油化学製品の需給動向」を公表した。エチレン系誘導品の需要(エチレン換算)は2000~2005年に世界全体で平均4.7%の伸びをみせ、2005年には1億1,192万トンと、1999年の8,496万トンから2,694万トン増えると予測している。製品別ではポリエチレンの伸びが年平均5.4%と比較的高い。 地域別ではアジアが年平均5.2%、なかでも中国(7.8%増)、インド(8.0%増)、インドネシア(8.9%増)3カ国の需要の伸びが高い。 日本は1999年の592万トン(世界全体の7.0%)から2005年には635万トン(同5.7%)と年平均1.2%の伸びとなる見込み。 またプロピレンは1999年、全世界の需要が3,384万トンだったが2000~2005年は引き続き年平均5.3%の伸びを示し、2005年には4,561万トンと、1999年から1,213万トン増える見通し。 製品別ではとくにPP(ポリプロピレン)の需要が年平均5.8%と高い伸びを示すとみられる。 国別では米国(5.3%増)、中国(6.1%増)、インド(11.4%増)の伸びが大きい。 日本は1999年の324万トン(世界全体の9.7%)から2005年には376万トン(同8.3%)と、年平均2.5%の伸びとなる見通し。 また芳香族は、需要、生産能力ともアジア地域の伸びが大きい。PTAは2001年以降中国、タイ、イランなどで大規模増設されている、などと報告している。 各製品の需給見通しは別表の通り。 http://www.c-nt.co.jp/data/miti/p20010i.html">世界の石油化学製品の需給動向 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |