2001年03月29日 |
中央化学、発泡PSトレーのリサイクル体制を拡充 |
自社工場に再生ペレット化装置を設置 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:中央化学 |
プラスチック製容器の大手メーカーの一つである中央化学は、埼玉県騎西町の同社リサイクル工場内に専用ペレタイザーを設置して今週はじめから発泡スチロール製トレーの再生ペレット化のテストランを開始した。 同社はこれまで、自社回収した使用済み発泡スチロール製食品トレーを破砕して減容化したあとは専門事業者に引き渡して再生ペレット化を委託してきていた。今回はそのペレット化工程を同社自身で手がけることにしたもので、これによって同トレーの開発・製造・販売・回収・再利用--の完全一貫体制が整うことになる。当面の処理能力は月間60トン。同社が埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木の関東5県で回収する製品の全てを先ずは同工場でペレットに加工する。 再生ペレットは、サンドイッチ構造のベンチやテーブル、椅子などを始めとした同社特有の多彩なリサイクル製品に加工して販売するほか、市場のニーズに合わせて外販もしていく。 なお、他の地域での回収品は当面引き続きそれぞれの地域ごとに専門企業にペレット化を委ねていく。 |