2010年04月30日 |
シンテック・09年の業績、純利益105億円確保、高水準の稼動維持 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:シンテック |
信越化学の金川千尋社長が30日の会見で明らかにしたところによると、シンテックは住宅市場の不振が長期化する中、世界各国へ販路を拡大し、高水準の稼動を維持した。09年12月期決算では純利益112百万ドル(105億円) を確保した。 金川社長は「米国の住宅着工件数09年は年間55万4,000戸と大幅に落ち込んだ。1月は年換算61万戸、2月62万戸ベースと若干戻りつつあるが、まだよくない。その中でシンテックは世界中に販路を広げてきた。1月から樹脂の値上げを実施してきた。1月と2月にそれぞれ5セント、3月は3セントと2セントの2回。4月は休み、5月にも5セント上げる予定だ。ユーザーにはよく受け入れてもらっている。今後も日米欧の3極体制の強みを生かしていきたい」と語った。 【シンテック・09年12月期の業績概要】 ( )前期比増減率(USドルベース) ◇売上高 1,560億円(△19.3%) ◇経常利益 161億円(△48.9%) ◇当期純利益 105億円(△50.5%) ◇純資産 2,492億円(△19.1%) ◇総資産 3,109億円 |