2010年05月06日 |
経産省「化学ビジョン研究会」報告書まとまる、化学課発表 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課は6日、「化学ビジョン研究会」(座長:橋本和仁東大教授)報告書がまとまったと発表した。 世界的な需要構造の変化や中東・中国での石化プラントの増強、地球環境問題への対応など、化学産業を取り巻く環境には大きな変化が生じている。同研究会では昨年11月から約5カ月にわたり、国際展開、高付加価値化とそのビジネスモデル、サスティナビリティなどの観点から、わが国化学産業の課題や対応の方向性について検討を行ってきた。 国際展開の中では、「中国、インド、ベトナムといった新興国の成長市場を、いわば“内需”としてとらえ、取り組んでいくことが必要」と述べたあと、「国内事業の延長線上に海外市場があるという従来の発想ではなく、まず、内外一体的に事業をどのように展開するかを構想し、その中で国内、海外の拠点を位置づけるかが求められている」などと指摘している。 化学ビジョン研究会報告書 http://www.meti.go.jp/press/20100430004/20100430004-3.pdf |