2010年05月12日 |
ゼオンメディカル、内視鏡用胆管カバードステントの新製品発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ゼオンメディカル、日本ゼオン |
日本ゼオンは12日、100%子会社のゼオンメディカル(本社:東京都港区、伊藤敬社長)がこのほど独自に内視鏡用胆管カバードステントを開発、世界初の新製品「ゼオステント カバード」として13日から販売開始すると発表した。 胆管ステントは、胆管閉塞を筒状の金属で広げて胆汁の流れを確保する処置具で、ステントに膜を巻いたカバードタイプと、膜を巻かないベアタイプの2種類がある。 「ゼオステント カバード」は、内視鏡用としては世界初のレーザーカットタイプの胆管用カバードステントで、このためステント拡張時にステントの長さが短縮し、体内位置決めが困難になるという問題点を改善した。 ステント本体はベアタイプの「ゼオステント プラス」で実績のあるデザインで、十分な拡張力と柔軟性に富んでいる。カバード膜も、エラストマー素材による伸びのある柔軟なハニカム膜を使用しており、フレキシビリティとなっている。そのため、体内留置後も胆管の形状に合わせて拡張することができる。また体内留置後の位置ずれもしにくい構造を持つ。 ゼオンメディカルでは、「ゼオステント カバード」の初年度販売量を2,000本と市場シェアの25%獲得を目指す。 |