2010年05月14日
幸後トクヤマ社長「ものづくりの原点に立ち戻って乗り切る」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ
会見する幸後和壽社長

トクヤマの幸後和壽社長は13日の定例記者会見で、2010年度の事業環境について「化学品はナフサ価格、石炭価格の上昇が見込まれる。特殊品は半導体市場が回復途上にあり、太陽電池市場も不透明、セメントをみると内需はさらに減少が見込まれるなど、全体に厳しさが増すと考えられる」として、次期業績も営業利益、経常利益はマイナスを予想している。

だが幸後社長は、「今後の事業環境は厳しさが予想されるが、ものづくりの原点に立ち戻って、乗り切るように取り組みたい」と強調した。

なお、2011年3月期は売上高2,860億円で前期比4,7%の増収、営業利益140億円で同15,1%の減益、経常利益130億円で同15.3%の減益、最終利益は75億円で同0.6%の増益予想となっている。