2010年05月20日
積水化成品工業、自己消火性の発泡性ポリスチレンビーズを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品工業
エスレンビーズ

積水化成品工業(本社:大阪市北区、小野惠造社長)は20日、HBCDを含まない自己消火性の発泡性ポリスチレンビーズ(商品名:エスレンビーズ)の開発に成功したと発表した。

HBCDは、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)において、2004年に第一種監視化学物質(難分解・高蓄積性)に指定され、使用において管理や使用量の削減、代替物質への転換による自主的な排出削減が求められてきた。また、世界的な動きとしてREACH規制で高懸念物質の候補物質に指定、POPs 条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)では、使用の制限及び禁止が検討されている。

同社は、エスレンビーズの市場への安定的な供給体制が整ったとして、住宅建材・土木製品・車両部材・家電製品部材等の分野に積極的に拡販していくという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1274339133.pdf