2010年05月21日 | |
日化協、昭電・大分コンビナートなど5事業所を安全表彰 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
|
日本化学工業協会と日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)は20日、自主的に安全・保安対策に取り組み、優れた成績を挙げている事業所を表彰する、第34回日化協・JRCC「安全最優秀賞」に、昭和電工・大分コンビナートが選ばれたと発表した。また「安全優秀特別賞」は電気化学・中央研究所、「安全優秀賞」はエア・ウォーター鹿島工場、JSR・千葉工場、東レ・岡崎工場の3社の受賞が決まった。有識者らで構成する安全表彰会議(議長、田村東大名誉教授)が審査して選んだ。 ■昭和電工・大分コンビナート 日化協・JRCC「安全最優秀賞」に選ばれた昭電・大分コンビナート(大分市大字中の洲)は、1969(昭和44)年の操業開始。ナフサ熱分解法によるエチレン年産61万5,000トン(定修実施年)プラントを中心に、 一連の誘導品設備を持つ。 工場の危険物取扱量は指定数量の約193倍、高圧ガス取扱量は約230百万立方メートル/日と多いが、無災害記録時間はすでに668万時間、年数で10.5年を記録し、なお更新中である。 日化協では選考理由として「工場では無事故・無災害をめざし、安全をすべてに優先させる基本方針と“心に根づいた安全活動”をスローガンに、全員が安全感度向上のための「KY」(危険予知)活動に参加してきた。また過去の失敗事例の伝承といった安全教育など、きめ細かい取り組みが評価された」といっている。 表彰式は5月27日、東京・港区のホテルオークラで開催する第19回日化協総会で行う。 6月22日には発明会館(東京都・港区)で「安全シンポジウム」を開催し、各受賞者から「安全への取り組み」について詳しい報告が行われることになっている。 |