2010年05月21日 | |
三菱樹脂、ゼオライト系水蒸気吸着材の本格設備が竣工 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂は21日、直江津工場(新潟県)にゼオライト系水蒸気吸着材「AQSOA」の本格設備を竣工した。一般的な吸着材に使用されるシリカゲルと比べて効率よく水蒸気を吸着できる。パイロットでテストしてきたが、市場性に見通しを得たため、工費5億円で年産能力150トンの新設備を完成した。 合成ゼオライト系素材のため、40℃〜80℃という温度領域でも水蒸気を放出(再生)できる特徴がある。排熱を利用した吸着式冷凍機、デシカント除湿機などに使用できる。低温で再生可能なため、従来、利用することができなかった領域の排熱や太陽光を熱源とすることができ、大幅な省エネを実現する。 同社はすでに、「AQSOA」を用いた吸着式冷凍機・デシカント除湿機用の部材、ユニットを製造販売しているが、今後、市場の急激な立ち上がりが予想されるところから新たに本格設備を完成した。 <新規設備の概要> (1)新規設備の生産能力 :150トン/年 (2)投資額 :約5億円 (3)竣 工 :2010年5月21日 (4)所在地 :新潟県上越市福田町1 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1274419605.pdf |