2001年03月28日 |
TEC、第1期に続きサウジ・ペトロケミヤのPE増設計画を連続受注 |
2003年半ばに世界最大規模の80万トン体制に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング、三井物産 |
東洋エンジニアリング(TEC)は28日、三井物産の協力を得て、サウジアラビア・ペトロケミヤが同国東海岸のアルジュベール工業地区で計画しているポリエチレン増設工事でこのほど合意、正式に受注した、と発表した。 今回TECが受注した計画は、今年1月にペトロケミヤから受注した設備と同じ能力を持つ、年産40万トンのポリエチレン設備を増設、合計年産80万トンと世界最大規模の体制を構築するもの。TECの役務範囲は、設計、機器資材の調達および工事までの一括請負で、完成は2003年中頃の見通し。 今回の契約についてTECは、サウジアラビアで昨年完工したEO(エチレンオキサイド)・EG(エチレングリコール)設備建設における円滑なプロジェクト遂行実績および昨年8月に受注、同工業地区で現在遂行中のNCFC(National Fertilizer Co.)向けアンモニア設備増強計画を順調に進めていることに加え、先行プラント受注にいたる経過で同社の技術・プロジェクト遂行能力に対する信頼感が深まったことが、受注に結びついたと説明している。 TECでは、今後もサウジアラビアやイラン、エジプトをはじめとした中東地域において、さらなる受注拡大を目指し、積極的に営業活動を展開していく方針。 |