2001年03月28日
PEフィルムの輸入も引続き活発
2月も5,000トン超えで、前年の14%増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 財務省の2月の輸入通関統計によると、ポリエチレンフィルム類(シート、テープ等を含む)の2月の輸入通関数量は5,068トンとなった。4ヵ月連続の5,000トン超えである。
 前月の実績(5,328トン)に比べると4.9%少ないが、前年同月に比較すると13.8%の増加となる。同製品の輸入は、特に1999年から増加が目立ってきている。同年の総輸入数量は前年比131.8%の4万7,483トンとなり、2000年は同129.3%の6万1,411トンを記録した。今年に入っても依然として高い伸びを続けているわけ。その最大の要因は価格面にあると見られる。2月の平均輸入価格は1キログラム当たり184.3円で、このためユーザー業界の間では国産品から輸入品に切り替える動きが活発になっている。
 2月の輸入品の中で最も数量が多いのはマレ-シア品で、前年同月比117.1%の1,408トンを記録、そして韓国品の同113.4%の1,341トンが続いている。あとは大きく水が空いて、台湾品の518トン、ドイツ品の419トン、米国品の331トンなどとなっている。