2010年05月31日
4月の鉱工業生産指数、プラスチック3カ月連続上昇
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が31日発表した4月の鉱工業生産指数・速報値(2005年=100、季節調整済み)は前月比1.3%上昇の96.0と2カ月連続の上昇。08年10月以来の高い水準となった。製造工業生産予測調査では5月、6月とも上昇を予測しており、同省では「生産は持ち直しの動きで推移している」との基調判断を据え置いた。

出荷指数は前月比1.6%上昇の98.2、在庫指数は同0.3%低下の94.3だった。

生産指数を業種別に見ると、一般機械工業、金属製品工業、その他工業等が上昇し、情報通信機械工業、電気機械工業、化学工業(除く医薬品)、鉄鋼業などが低下した。

化学工業(除く医薬品)は生産が前月比0.5低下の92.5、出荷は2.6%低下の90.3、在庫が1.0%上昇の91.2だった。在庫率は1.6%上昇の96.3となった。生産、出荷とも2月いらい3カ月連続の前月比マイナス。

プラスチック製品工業は生産が前月比0.5%上昇の91.5、出荷1.4%上昇の92.8、在庫1.4%低下の90.1だった。在庫率は1.4%低下の97.9となった。生産出荷とも2月いらい3カ月ぶりの前月比プラス。