2010年05月31日 | |
三菱化学・旭化成「水島地区エチレン」共同会社設立を発表 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
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三菱ケミカルホールディングスの小林喜光、旭化成の藤原健嗣両社長は31日夕5時から記者会見し、水島地区エチレンセンター統合のための共同出資会社を2011年4月1日発足をめどに設立することで基本合意したと発表した。 新会社は出資比率50:50とし、社名、代表者などは未定。取り扱い対象製品はエチレン、プロピレン及びベンゼン、C4留分など、当面オレフィン分解設備周りの製品とし、誘導品関連製品はさらに詰めた上で取り扱い実施する。 両社は、とりあえず両社が保有するエチレン生産設備(ともに年産50万トン)の30%減を前提としたダウンサイジングを図る。 さらに需要動向を見たうえで1年後程度をめどにエチレン設備の“一基化”を実現するなど、大胆な集約と効率化を図る方針。統合後の経済的メリットについては両社長とも「初年度10億円程度、将来は30億から40億円ぐらいか」と“胸算用”した。 【小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長】 水島地区の統合は、2008年ごろからチエを出し合おうと話し合ってきたが、両社ともお客は多いし、細かいところまで一気にとはいかない。拙速はよくないということで、二段階方式をとることにした。状況認識は当時と変わっていないし、細かいことにこだわるつもりもない。今後さらに新会社を軸にして具体的に詰めていきたい。 【藤原健嗣・旭化成社長】 石油化学の内外の状況を見たとき、今後どうなるかの思いは同じだ。まず国内でしっかり食っていけるようにしていかないといけない。水島地区は国内でも非常にいいポジションにある。両センターは最初から兄弟会社の関係にあった。誘導品そのものにもフレキシビリティがある。石油会社も1つ(JXグループ)になった。柔軟に対応し統合効果をあげていくようにしたい。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1275297267.tif |