2010年06月04日 | |
藤原旭化成社長、中計発表「過去最高に近い利益確保」 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
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旭化成の藤原健嗣社長は4日記者会見し、中期経営計画「Growth Action-2010」の進捗状況と、2011年度からスタートする次期中期経営計画策定に向けた考え方を発表した。 「2010」の進捗状況では、2008年秋のリーマンショックを受け、当初目標を2009年6月に下方修正したが、それに対しては「いくつかの課題は積み残しているが、(2010年度の営業利益 800億円予想)過去最高に近い営業利益が出せる体質を確立できた」とし、さらに「実行してきた投資の成果が今後、フルに寄与するだろう」と、5カ年計画の実行と成果を総括した。 積み残した課題として、電子材料・高機能ケミカルなどにおける新事業の創出、飛躍的事業拡大のための大型M&A、繊維・建材事業の利益率向上を挙げた。 一方、次期中期経営計画については、「地球環境との共生」と「健康で快適な生活」に軸足を置き、グループの持つさまざまな事業・技術・ノウハウを“融合”させて、システム型展開を図るなど、総合力が発揮できる経営を目指す。数値目標は未定だが、5カ年計画で最終年度に営業利益2000億円、売上高営業利益率8%を目指すとの考えを示した。 ■2010年度の業績予想 単位:億円 ( )09年度 ◇売上高 16,770(14,336) ◇営業利益 800(576) ◇経常利益 775(564) ◇当期純利益 425(253) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1275629709.ppt |