2010年06月07日
環境対応型無溶剤タイプ クラリーノ 近鉄特急車両「ビスタカー30000系」のソファーシートに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:クラレ
クラリーノを使用したソファーシートの階下席

クラレ(本社:東京都千代田区、伊藤文大社長)は7日、近畿日本鉄道(本社:大阪市天王寺区、小林哲也社長)の2階建て特急車両「ビスタカー30000系」階下席のソファーシートに、人工皮革クラリーノの環境対応型無溶剤タイプが採用されと発表した。

環境対応型無溶剤タイプは、製造工程中に有機溶剤を使用しないため、VOC(Volatile Organic Compounds=揮発性有機化合物)を99%以上削減できる(同社従来品比)、製造工程を最短で約1/5 に短縮化、CO2を約35%、排水量を約70%削減できる(同社従来品比)という。

「ビスタカー30000系(1編成4両)」階下席は、伊勢志摩から連想される海と、デッキ部から階段を下って入る船室のイメージから、ヨットのキャ
ビンをテーマとしたデザインとなっている。

新しいブランドロゴマーク


同社は、昨年11月、人工皮革<クラリーノ>環境対応型無溶剤タイプの新生産システム本格稼働を機にブランドロゴマークを新しくした。環境に配慮した姿勢とブランドの価値や役割をデザインしたもの。