2001年03月27日
トクヤマ、地震による工場停止損害額10億円見込み
ユーザーへの製品出荷には影響なし
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

 トクヤマは27日、「芸予地震」によって徳山地区の全工場が操業停止したことによる損害額が「約10億円と見込まれる」ことを明らかにした。しかし、全製品とも在庫によるユーザー対応が可能なため、「市場への影響は全くない」としている。
 同社によると、工場は24日の地震発生直後に緊急停止措置が作動し、27日午前現在工場は全停止状態にある。しかし、プラント損傷などの被害はなく、安全確認などの点検作業を終え次第順次再開する予定。
 今のところ運転再開費用は軽微の見込みだが、操業停止に伴う固定費上昇により、約10億円の営業損失が見込まれるという。