2010年06月14日 |
エネ庁とサウジアラムコ、沖縄原油タンク活用で基本合意 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:資源エネルギー庁 |
資源エネルギー庁は14日、サウジアラビア国営石油会社であるサウジアラムコ社との間で、沖縄の原油タンク活用プロジェクトについて基本合意が成立したと発表した。 サウジアラムコの原油を日本に貯蔵するもので、今後、JOGMEC(独法・石油天然ガス・金属鉱物資源機構)を通じてタンク設備の貸借契約などについて細目交渉を行うが、今年内には沖縄基地の保有タンクを利用し約60万klの貯蔵を開始する予定だ。 サウジアラムコにとっては日本を含む東アジア石油市場への新たな供給拠点となり、わが国としても緊急時に優先的に供給が受けられるなど、セキュリティ面でのメリットがある。 沖縄石油基地(本社:沖縄県うるま市、吉住雄二社長)は1973年、石油基地・中継基地として三菱石油(当時)と丸善石油(同)の共同出資により設立された。資本金4億9500万円。親会社は現在、新日本石油(65%)とコスモ石油(35%)。 沖縄本島中部の金武湾に面する、うるま市の約63万坪の敷地に43基(貯油能力450万kl)の巨大なタンク群を配備。わが国原油消費量の約6日分の原油を貯蔵している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1276509342.tif |