2001年03月27日 |
藤沢薬品とアールテック・ウエノ、緑内障・高眼圧治療剤の販売契約を締結 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:藤沢薬品 |
アールテック・ウエノと藤沢薬品工業は27日、医療用医薬品緑内障・高眼圧治療剤「レスキュラ点眼液」(一般名:イソプロピル ウノプロストン)の販売契約を3月21日付で締結した、と発表した。 レスキュラ点眼液は、上野製薬が開発した世界初の代謝型プロスタグランディン系(ドコサノイド)の緑内障・高眼圧治療剤で、日本では藤沢薬品が上野製薬から独占販売権を取得して、1994年10月から販売している。同製品は、眼局所および全身性副作用が少なく、1日2回投与で安定した眼圧下降作用を維持、緑内障(低眼圧緑内障を含む)および高眼圧症に優れた臨床効果を発揮するため、臨床の場では第一選択薬として高い評価を得ている。 今回、上野製薬がレスキュラ点眼液の製造承認および製造設備を、同製品の特許権を有しているアールテックに譲渡、アールテックが同製品の製造を行うことになり、これにともない藤沢薬品は上野製薬との従来の契約終了に合意、新たにアールテックと販売契約を締結したもの。今回の新たな契約において藤沢薬品は、日本だけでなく、韓国および台湾における独占販売契約も取得した。 なお、藤沢薬品にとって眼科領域は、重点指向領域であり、コア製品に位置付けているレスキュラ点眼液を中心に、従来から築いてきた強固な基盤を、今後もさらに拡大していく方針。また、アールテックグループは、現在まで日米欧三極に拠点を設置し医薬品の研究開発を中心に活動しているが、今回同製品の製造承認・製造設備を取得したことで、今後の事業拡大を加速させていく考え。 |