2010年06月16日 |
旭硝子、高出力LED照明用のガラスセラミックス基板発売へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子(AGC)は16日、LED照明の高輝度化、高耐久性を実現する、新しいガラスセラミックス基板を開発したため、7月から販売開始すると発表した。 3-Dテレビや車載用照明など、今後高出力化が要求される照明分野でLEDの用途拡大に応える。 生産はこのほど台湾に完成した工場で行う。2020年には1000億円規模への成長が見込まれる高出力LED照明用基板市場で20%以上のシェア獲得を目指す。 LEDの用途はこれまで、液晶テレビや室内照明など、出力の小さい製品向けが中心だった。今後は、3-Dテレビやヘッドライトなどの車載用照明、屋外用照明など、より明るさが求められる分野へ需要の拡大が見込まれる。 また、既存の樹脂基板には高温下での耐熱性に難があり、高出力LEDには不向きとされてきた。今回開発した基板は、高出力LEDの高輝度化とともに高耐久性、小型成型性を実現した。 <新基板の特徴> (1)高輝度 :高反射率によりアルミナ基板に対し輝度が約20%〜30%向上。 (2)高耐久性 :基板自体の放熱性がアルミナ基板を上回り、長期間使用しても反射率の低下はない。 (3)小型成型性 :成型性に優れ小型で複雑なキャビティー構造が可能。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1276675975.pdf |