2001年03月27日
中外製薬、松永工場と広島中外製薬でISO9001の認証取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は27日、松永工場(広島県福山市)と全額出資子会社である広島中外製薬において、2月19日付で医薬品の製造について、品質マネジメントシステムの国際標準規格であるISO9001:2000(ISO9000シリーズの2000年版)の認証を取得した、と発表した。審査登録機関は、日本化学キューエイ(JCQA)。
 同社の松永工場は、薬局向け商品である滋養強壮剤のグロンサン強力内服液をはじめ、医療用医薬品のモニラック、アルサルミン錠、アルファロール液などを生産している。同工場は、GMPの遵守に加え、顧客の視点に立ったISO9001:2000の導入により、品質方針・目標の達成に向けた具体的取組の明確化や工場のシステムを客観的に評価できる体制作りを目指してきた。昨年10月には、ISO14001の認証も取得しており、今回のISO9001:2000とあわせ、今後は双方を両立し、よりグローバルな視点に立った活動を進めていく。
 なお、中外製薬のISO9000シリーズの認証取得は、昨年6月19日に取得した藤枝工場(静岡県藤枝市)とあわせ2工場となる。同社の製品提供の基本姿勢である「人々の医療と健康のため有効性・安全性に優れた高品質な製品・サービスを開発・提供する」に沿って、今後他工場での認証取得も積極的に進めていく方針。