2010年06月17日 |
昭和電工アルミ販売、LNG向け「新型空温式蒸発器」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工子会社の昭和電工アルミ販売(本社:大阪市阿倍野区、渡邊芳一社長)は17日、長時間運転が可能な「新型空温式LNG蒸発器」を開発したため、都市ガスや電力会社など、エネルギー供給会社に向けて販売活動を開始したと発表した。 アルミフィンをつけた複数の蒸発管内に液体のLNGを流し、大気との熱交換によってLNGを気化させる構造の比較的大型の屋外設置型熱交換器で、アルミニウムの持つ熱伝導性のよさを活かした。気化されたLNGは発電や都市ガス用に使用する。 従来の空温式LNG蒸発器は構造上、連続運転時間に制約があった。また、湿度が高い時にはLNG気化の際の冷熱により大気の水蒸気が冷却され白霧が発生したり、大気中の水分が霜としてフィン管に付着し、着氷が寒冷地では融けにくいなどの課題があった。 昭和電工アルミ販売は、フィン管内部に偏流防止装置を設置し、LNGの気化速度の均一化という課題を解決、管内のLNG液面上昇のばらつきを抑えることに成功した。これにより蒸発器の設計自由度が広がり、連続運転時間は従来の4時間から最大8時間と2倍の連続運転が可能になった。 【昭和電工アルミ販売の会社概要】 社 名 :昭和電工アルミ販売株式会社 本社所在地:大阪市阿倍野区 代表者 :渡邊 芳一 資本金 :2億4960万円 出資構成:昭和電工100% 事業内容:◇アルミニウム圧延品、アルミニウム押出品の販売 ◇熱交換器製品、産業機材、アルミニウム加工品の製造および販売 従業員数:約70名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1276739080.doc |