2010年06月21日
河北省唐山市が曹妃デンに「エコ工業パーク」 7月12日 東京で説明会
【カテゴリー】:海外
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河北省と唐山市は7月12日午後4時から、東京・虎ノ門のホテルオークラで、渤海湾に開発中の唐山曹妃デン(句の口が田)エコ工業パークの投資説明会を開く。

同工業パークは北京、天津から高速列車で30分。人口4,000万人の大都市圏の一角に位置する。これまでに年産2,000万トンの製鉄所、25万トンの鉄鉱石埠頭、30万トンの石油タンカー埠頭、石炭積出埠頭、発電容量460万キロワットの火力発電所などを完成した。

唐山市の南部沿海地域に展開、面積1,943平方キロ、海岸線80キロ、当面150平方キロの規模。今後、石油精製年1,000万トン、エチレン100万トンの石油化学センターの建設を予定している。

世界1流の資源循環型エコ都市、大型港湾都市、模範都市、国際都市を国家プロジェクトとして目指す。
唐山市にはすでに計画面積20万平方キロのハイテク産業園区があり、パナソニック、アイシン精機、日本ガイシ、神戸製鋼所、関東精密、小池酸素などが進出中。

さらに住友重機械工業グループが09年から現代装備製増開発区(面積20平方キロ)で操業を開始した。化学工業の南堡経済技術開発区もある。上海浦東や広東深せんを上回る中国国家プロジェクトの一つといえる。

天津港、京唐港、曹妃デン港などの港湾や北京、天津、唐山などの空港、天津—唐山間を走る高速列車があり、交通網が発達している。

説明会には楊崇勇・河北省副省長、王志勤・同省商務庁長、武文学・唐山市外事弁公室副主任、于山同市副市長ら省、市幹部、関係者20人が出席する。今月初めに米倉弘昌・日本経団連会長を団長とする経済使節団が唐山市を訪問した。

参加は無料、要登録。

問い合わせは国際貿易促進協会(TEL:03-6740-8271)、唐山市日本事務所(TEL:06-6344-3225)