2010年06月24日 |
三井化学グループ、東セロにフィルム/シート事業を統合 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東セロ、三井化学、三井化学ファブロ |
三井化学は24日、同社及び子会社の三井化学ファブロ(MFI)、東セロ3社のフィルム/シート事業を、東セロを中心に統合すると発表した。グループ内に分散しているこれらの事業を集約し、経営資源の集中投入と事業基盤強化を図るのが狙い。 東セロは次の2つの事業を承継する。 (1)2010年10月1日付で、MFIのソーラーエバ(太陽電池封止材)を中心とする事業(業務用ラップ等の生活資材は除く)を、会社分割により東セロへ承継する(簡易吸収分割)。 (2)2011年4月1日付で三井化学のイクロステープ(半導体製造工程用粘着テープ)事業を会社分割により東セロへ承継する(簡易・略式吸収分割) グループ3社はこれらの事業統合により、生活材(食品包材等)を中心とした基盤事業のより一層の安定と、産業材(IT、エネルギー等)を中心とした成長市場における高収益体質確立を目指す。 ■期待される統合効果 (1)事業基盤の強化とアジアを中心とした海外市場への展開加速。 (2)三井化学、MFI及び東セロの成形加工技術と、三井化学グループ材料技術の組合せによる新製品の創出。 (3)分割当事会社間で重複している機能・業務等の効率化。 三井化学は、いずれも100%子会社のため連結業績及び単体業績に与える影響は軽微としている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1277361744.pdf |