2010年06月29日
5月の鉱工業生産指数、化学工業4カ月ぶりプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が29日発表した5月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は、前月比0.1%低下の95.9で3カ月ぶりの前月割れだった。出荷は1.7%低下の96.4、在庫は2.0%上昇の96.5、在庫率4.4%上昇の108.1だった。

製造工業生産予測調査によると、6月、7月とも上昇を予測しており、当局は「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している」との基調判断を据え置いた。

業種別にみると、生産は輸送機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、石油・石炭製品工業が低下し、情報通信機械、電気機械、化学工業等が上昇した。

化学工業(除、医薬品)は生産指数が前月比1.1%上昇の93.5、出荷1.9%上昇の91.9、在庫3.2%上昇の94.2だった。在庫率は8.5%上昇の104.7となった。生産、出荷とも4カ月ぶりの上昇。

プラスチック製品工業は生産0.7%上昇の91.8、出荷1.4%低下の90.8、在庫1.7%上昇の91.8だった。在庫率は5.6%上昇の104.2となった。生産は2カ月連続の上昇、出荷は2カ月ぶりの低下となった。