2010年06月30日
5月の石油統計速報 ナフサ輸入が大幅増加
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁が30日発表した5月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,704万キロリットルで、前年同月比101.8%と3カ月連続して前年を上回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  505万kl(前年同月比101.1%)
(2)アラブ首長国連邦 379万kl(同99.7%)
(3)カタール     183万kl(同74.6%)
(4)イラン      152万kl(同86.7%)
(5)ロシア      119万kl(同161.4%)
となった。

同月の中東依存度は87.0%で、前年同月比4.7ポイント減と5カ月連続で前年を下回った。

燃料油の生産は1,499万kl、前年同月比98.3%と前年を下回った。

ナフサ(石油化学用・その他用)は販売が前年比4.3%の増加。生産は前年を下回ったが、輸入が大幅増加した。
 
<5月のナフサ需給概要> (単位:キロリットル、カッコ内は前年同月比%)
◇生産   :1,575,805(95.5)
◇輸入   :2,437,659(122.6)
◇販売   :3,648,781(104.3)
◇月末在庫 :2,002,522(111.6)