2001年03月26日 |
ダウ、バセル・ポリオレフィンのPP19万5,000トン設備を買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーとバセル・ポリオレフィンは23日、バセル社がドイツ・Cologneに有しているPP(ポリプロピレン)年産19万5,000トン設備をダウに売却することで合意した、と発表した。 ダウは同設備および関連事業を買収するとともに、4月1日付で同設備の所有権を取得することになる。この設備は1991年に完成、71名の従業員が携わっている。 今回の設備売却は、シェルとBASFがポリオレフィン事業をバセルに統合、移管する際に、欧州委員会が挙げていた最低年産6万トンのPP設備と最低同13万トンのPPコンパウンド設備を分離するという承認の条件をクリアするためのもので、Cologneの設備売却により同条件を満たすことができる。 ダウのポリオレフィン・エラストマー事業部門長のRomeo Kreinberg氏は、「今回の買収は、我々のPP事業にとって重要なステップである。Cologneの設備は湯にポールプロセスを採用しており、先頃当社が買収したユニオンカーバイドの技術や資産ともマッチする。これでダウは、我々の顧客により広範な技術や製品、サービスを提供することができる」と語った。また、バセルのVolker Trautz会長兼CEOは、「今回合意に達し、また欧州委員会の求める条件を満たすためのステップを進めることができたことは喜ばしいことだ」と語った。 |