2010年07月07日
ジェイ・プラス、DINAなど特殊可塑剤 21日から値上げ
【カテゴリー】:人事/決算
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可塑剤大手メーカーのジェイ・プラス(本社:東京都千代田区、北坂昌二社長)は、このところの原料価格の上昇で事業収益が悪化したとして、DINAなどアジピン酸系可塑剤の価格改定実施を決めた。

7月21日出荷分から、「DINA」は1キログラム当たり17円以上、「610A」は28円以上、「DOA」は10円以上それぞれ値上げする。

国産基準ナフサ価格は、今年第2四半期にはさらに上昇して50,000円/kl超になると見込まれている。主原料であるアルコール、特にC4に依存するイソノニルアルコールは、粗原料を含めて中国などアジアでの需要が旺盛で、需給のひっ迫と市況高騰が続いている。こうした事情から製品価格の改定を決めた。

【株式会社ジェイ・プラス】
わが国可塑剤の最大手メーカーで、協和発酵ケミカルと(50%)と三菱化学(50%)の合弁により2000年4月に発足。川崎工場に年産10万トン、千葉工場に同8万トン、四日市工場に同8万トンと、3工場計年産26万トンの生産能力を持つ。