「パルシャット」シート

旭化成せんい(本社:大阪府大阪市、高井秀文社長)は14日、薄型・軽量で、広い周波数域のノイズを抑えることがきる高性能ノイズ抑制シート「PALSHUT(パルシャット)」を開発、8月1日から販売開始すると発表した。

デジタル家電や電子機器の小型化・高性能化(高速大容量化)が進む中、電子機器内で発生するノイズ対策は、ますます重要となっている。

また、信号処理の高速化・高周波化に伴い、発生するノイズの周波数帯域は1ギガヘルツ以下の低周波から高周波へと広がる傾向にある。

旭化成せんいは、独自開発した特殊不織布「プレシゼ」（商品名）の新規用途として、同製品の表面制御技術に特殊加工を組み合わせ、高いノイズ抑制効果をもつ「パルシャット」を開発した。今後国内外に積極展開し、2015年度の売上高15億円を目指す。

■「パルシャット」の特長
(1)広い帯域でのノイズに有効。特に高周波帯域では、高い抑制効果が得られる。
(2)製品の厚みによって抑制効果が左右されず、厚み0.05mm前後の標準品でも高いノイズ抑制効果を発揮する。
(3)特殊不織布「プレシゼ」を使用することで柔軟性に優れ、凹凸のある場所への貼付が可能。
(4)ショートの原因となる断裁面からの脱落異物がほとんどない。
(5)シート表面に加え、断裁面の絶縁性にも優れている。
(6)あらゆる方向からのノイズを抑制する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1279095270.doc

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