2010年07月15日 | |
積水化成品、中国で高機能性発泡プラスチックス「ピオセラン」倍増 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
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積水化成品工業(本社:大阪市北区、小野惠造社長)は15日、中国で「ピオセラン」の需要が自動車、デジタル家電の緩衝材などとして好調なため、蘇州市にある積水化成品(蘇州)科技有限公司の生産能力を2倍に増強すると発表した。 2011年9月の完成をめどに年産1,200トンの第2期プラントを建設、現有プラントと合わせて生産能力を2倍の2,400トンに拡大する。投資額は332百万円。天津市工場(天津積水化成品有限公司)の年産800トンと合わせると、中国内での生産能力は3,200トンとなる。 「ピオセラン」は、ポリスチレンとポリオレフィンを複合化した高機能発泡体で、耐衝撃性や耐薬品性、寸法安定性などに優れているところから、自動車部材、デジタル家電用緩衝材として需要が伸びている。 中国ではこれまで、現地の日系企業向けを中心に拡販してきたが、最近は外資系や地元企業からの注文も増えてきたという。 【第2プラント増設の概要】 ・増設設置場所 積水化成品(蘇州) 科技有限公司 ・住 所 中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区 ・事業目的 ピオセラン(成形用原料=発泡粒)の生産、販売 ・第2期工事概要 (1)ピオセラン製造プラント増設 (2)倉庫増設 ・増設投資金額 332百万円 ・着 工 2010年4月 ・増設完了予定 2011年9月 ・生産能力 現行能力 1,200トン/年 第2期能力 1,200トン/年 増設後の生産能力 2,400トン/年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1279157309.pdf |