リチウムイオン電池用セパレータ

チッソは15日、新たに強度と柔軟性に優れたリチウムイオン電池用セパレータを開発したため、リチウムイオン電池メーカー向けユーザーワークを開始すると発表した。

今回開発したのは、ポリオレフィン系樹脂製で単層。厚みは15〜40ミクロン、空孔率が40%以上、強度と柔軟性のバランスに優れている。電池の生産性や安全性向上に有利となるため、特に積層型のリチウムイオン電池への展開を目指す方針。

2011年3月にパイロット設備を立ち上げ、2012年には本格設備を完成させる計画である。

また同社は、米ポーラス・パワー・テクノロジーズ社（本社：コロラド州）と高性能リチウムイオン電池用セパレータを共同開発し、自動車向けに展開する計画も進めている。あらゆるタイプの電気自動車向けに低コスト、高性能、長寿命のリチウムイオン電池用セパレータを開発していきたいとしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1279173853.pdf

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