2010年07月20日 |
出光ライオン、高難燃PP材料開発に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:出光興産、ライオン |
出光ライオンコンポジット(本社:東京都台東区、楯石康雄社長=出光興産とライオンの折半出資会社)は20日、UL規格に適合した高難燃ポリプロピレン(PP)材料の開発に成功したと発表した。 難燃性で最高クラスのULー94 5VA基準をクリアした。 OA、電気・電子、産業資材などの部材となるプラスチックは、安全性向上のため難燃化要求が高まっているが、PPは他樹脂と比べて難燃化が難しいという課題があった。 同社は、独自の難燃剤配合・混練技術により、UL−94 5VA規格に適合するPPの開発に成功した。今年10月初旬にはUL登録手続きを完了し本格販売に入る。 EU規制である「RoHS」に対応が可能なほか、無機充填材で強化しているため、一般PPに比べて高剛性・高耐熱である、などの特徴を有する。 主な用途として、特に(1)OA、電気・電子部品のうちでも特に熱源、電源回り部品(2)自動車関連ではハイブリッド車、電気自動車のバッテリー回り部品、などに期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1279613881.pdf 【関連ファイル】 CALP物性表 グレード:5VAP140-2 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1279616519.pdf CALP物性表 グレード:5VAP140-6 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file2_1279616519.pdf |