2010年07月30日
6月の鉱工業生産速報、4カ月ぶりの低下「足踏みの動きも」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が30日発表した6月の鉱工業生産指数(速報)は、生産(2005年=100、季節調整済み)が前月比1.5%低下の94.7と4カ月ぶりの低下、出荷は0.2%低下の96.2で2カ月ぶりの低下となった。在庫は0.7%上昇の97.2、在庫率は1.4%低下の107.0だった。自動車、電子部品・デバイス工業、化学工業(除、医薬品)などの生産低下が影響した。

製造工業生産予測調査によると、7月に低下した後8月は上昇が予測されている。このため同省は「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移しているものの、足踏みの動きも見られる」との基調判断を示した。

業種別で化学工業(除、医薬品)の指数は、生産が前月比3.0%低下の90.3、出荷4.3%低下の87.8、在庫1.4%上昇の95.2、在庫率2.7%上昇の108.0だった。生産、出荷とも2カ月ぶりの前月比マイナス、在庫が3カ月連続の増加。

プラスチック製品工業は生産が前月比2.3%低下の88.9、出荷1.7%低下の88.4、在庫0.9%上昇の92.7、在庫率0.2%上昇の105.6となった。生産、出荷とも2カ月連続の低下、在庫は2カ月連続の増加となった。