2010年08月02日
6月の石油統計速報 ナフサの輸入引き続き増加
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁が30日発表した6月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,520万キロリットルで、前年同月比98.5%と4カ月ぶりに前年を下回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  468万kl(前年同月比96.6%)
(2)アラブ首長国連邦 294万kl(同98.3%)
(3)カタール     209万kl(同131.3%)
(4)イラン      146万kl(同96.5%)
(5)ロシア      106万kl(同127.1%)
となった。

同月の中東依存度は86.5%で、前年同月比1.0ポイント増と6カ月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1,378万kl、前年同月比93.9%と2カ月連続して前年を下回った。

ナフサ(石油化学用・その他用)は販売が前年比横ばい、生産と輸入はプラスだった。
 
<6月のナフサ需給概要> (単位:キロリットル、カッコ内は前年同月比%)
◇生産   :1,374,177(101.4)
◇輸入   :2,052,132(110.5)
◇販売   :3,480,268(100.0)
◇月末在庫 :1,931,343(133.3)