2010年08月03日
アステラス製薬・第1四半期減収減益 円高影響大きく
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬の第1四半期(4-6月)連結決算は、円高の影響から売上高が前年同期比5.8%落ち込み、営業利益、経常利益、当期純利益も減益となった。期中の為替レートは、前年同期に比べて米ドルに対して5円、ユーロに対して16円の円高。このため売上高で92億円の減収となった。

6月に米国医薬品会社、OSI Pharmaceuticals,Inc.の全株式を取得し連結子会社としたが、会計上の結合日が6月30日のため今回決算にOSIの業績は含まれていない。

全売上高のうち日本の売上高は1,364億円(前年同期比2.3%増)だった。10年4月の薬価改定の影響を受けたが、国内市場での売上高は順調だった。


【アステラス製薬・第1四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高     237,491(△5.8)
◇営業利益    56,270(△18.6)
◇経常利益    56,936(△18.2)
◇当期純利益   39,464(△10.3)
◇1株当たり純利益  85.45円(93.64円)


<2011年3月期・通期(連結)予想>
◇売上高     914,000(△6.2)
◇営業利益    135,000(△27.6)
◇経常利益    136,000(△28.8)
◇当期純利益    94,000(△23.1)
◇1株当たり純利益  203.54円